ハーレクイン文庫

頬を染めた幼な妻
アンダルシアを訪れ、ロマネス伯爵と出会ったフランシス。後継ぎをもうけるため花嫁が必要な彼に、愛妾の館へ無理やり連れていかれ、閉じ込められてしまう!
亡き父に代わってアンダルシアを研究で訪れたフランシスは、広大な土地を所有する富豪伯爵、ロマネスの屋敷へ招かれた。黒髪で長身の彼は、フランシスを黒い瞳で一瞥すると、ヘリコプターに乗せた。やがて着いた壮麗な館。「しばらくのあいだ、きみは我が客人として過ごすことになる」そこは昔、伯爵の先祖が愛妾のために建てたものだという。いったいどういうこと? 伯爵が後継ぎをもうけるため、彼女を妻にしようと目論んでいるとは露知らず、フランシスは傲慢な征服者の手に落ちていく——。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2022年02月01日
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- 著者
- マーガレット・ローム
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 690円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-31672-1
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- 書籍番号
- HQB-1102 (初版R-3106)
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戦争による家庭の崩壊や自身の大病などを経て、毎日をただ生きているだけの生活に疑問を持った。闘病中の読書の習慣がやがて執筆活動に至った。登場人物の織りなすあや、会話の妙に特色がある。ハーレクインの黎明期を支えた作家のひとり。