ハーレクイン文庫
伯爵家のシンデレラ
ケリーはイタリア貴族ジャンニに見初められ、伯爵夫人となった。夫は夜ごと愛してくれるが、未亡人の義姉と彼が抱き合う姿を見てしまい、赤ん坊を連れて彼の下を去る。
ケリーはイタリア貴族ジャンニに見初められ、21歳で伯爵夫人となったが、上流社会に馴染めなかった。夫は、夜ごとベッドで情熱的に愛してくれても、義母たちの陰湿ないじめの訴えを聞き入れてはくれない。それは子どもが生まれてからも変わらなかったばかりか、ケリーは夫が未亡人の義姉と抱き合う姿を見てしまう。打ちのめされ、彼女は赤ん坊を連れて伯爵家を去った。3年後、彼女と幼い娘の前にジャンニが現れ、ケリーは悟る。なんてこと。あんな無慈悲な夫を、私はまだ愛している——。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2022年02月15日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 加藤由紀
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- 定価
- 550円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-01793-2
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- 書籍番号
- HQSP-307 (初版R-1817)
もともと趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいに苦情を言われ、文章を書くことにした。そしてすぐにロマンス小説の執筆に夢中になった。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。18歳で出会った夫と2人の息子とともに、今も生まれ故郷のイングランド北東部に暮らす。ロマンティックタイムズ誌の受賞歴をもち、ベストセラーリストにもたびたび登場する人気作家。