ハーレクイン文庫
憎しみの代償
ロマンスの巨匠たち〜リン・グレアムの軌跡 6〜
セアラの妹が赤ん坊を遺して亡くなった。妹の愛人の兄、ギリシア富豪アレックスが結婚を許さなかったせいで。彼は葬儀に現れ子供を渡すようセアラに迫り…。
17歳のときに両親を亡くしてから7年間、セアラは自分を犠牲にして妹の幸せのためだけに生きてきた。だが、最愛の妹は、ギリシア人の愛人に捨てられたあげく、19歳になったばかりで赤ん坊を遺してこの世を去ってしまった。それはすべて愛人の兄アレックス・ターザキス——気が遠くなるほどの富豪で権力を一手に握っている男が、ふたりの結婚を頑として許さなかったせいだった。しかも、アレックスは妹の葬儀の日に現れたばかりか、端整な顔に冷酷さを滲ませて、セアラに赤ん坊を渡すよう告げた。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2022年06月15日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 660円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-31989-0
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- 書籍番号
- HQSP-320 (初版R-1302)
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- ミニ
シリーズ - ロマンスの巨匠たち〜リン・グレアムの軌跡 6〜
- ミニ
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。