ハーレクイン文庫

愛と誇り
残された子供のため、亡き夫の兄ルドルフの元を訪れたキャロル。だが面倒を見る代わりに彼と結婚するよう言われ…。孤独に生きる貴族との美しくも切ない愛。
今は亡き夫の不義の子テリーを育てているキャロルは、彼の将来のために亡夫の実家を訪ねる決心をする。キャロルとテリーがたどり着いたのは、イタリアの美しい小島に立つ、壮麗な屋敷。屋敷の当主ルドルフを見たとたん、彼女は衝撃を受ける。貴族の血を引き、彫刻のような美貌を持ちながらも、その横顔には人を寄せつけない傷跡がほの見えていたのだ。キャロルはなんとか彼から滞在の許可を得たものの、それと引き替えに提示された条件は驚くべきものだった。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年01月01日
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- 著者
- ヴァイオレット・ウィンズピア
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- 訳者
- 平敦子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93418-5
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- 書籍番号
- HQB-418 (初版R-38)
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。