ハーレクイン文庫

消えた子爵夫人
失踪した幼妻レイチェルを6年間も捜し続ける子爵ドミニク。美しき未亡人と出会い、心揺さぶられた彼を待ち受ける真実とは?心温まるリージェンシー・ロマンス。
亡き父の借金で屋敷を失いかけている子爵のドミニクは、窮地を逃れるため、ほぼ面識のない裕福な令嬢を花嫁に迎えた。しかし結婚後まもなく、不器量で幼い妻レイチェルは、唐突にドミニクのまえから姿を消してしまう。探偵を雇って行方を捜させもしたが、6年たったいまも、レイチェルの消息はいっこうにわからない。そんな折ドミニクは、叔母の紹介で謎めいたレディと知り合い、やがて見目麗しく知的な彼女の魅力にとらわれていく。まさか夢にも思っていなかった——彼女こそが失踪中の妻だとは。
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年02月01日
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- 著者
- アン・アシュリー
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- 訳者
- 古沢絵里
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- 定価
- 796円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93422-2
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- 書籍番号
- HQB-422 (初版HS-135)
イギリス中部レスターシャーで生まれ育つ。幼いころから歴史と読書に興味を持ち、特にブロンテ姉妹やジェーン・オースティンの名作は、今でも繰り返し読むほど好きだという。結婚後、幼い息子たちを寝かしつけるときに自分で物語を作って聞かせはじめ、その才能がヒストリカル・ロマンス小説の分野で開花した。現在は2人の息子は結婚して独立し、夫と2人縋で暮らしている。