ハーレクイン文庫

愛と言わない理由
庭師の娘グローリーは御曹司ラファエロと愛し合っていたが、彼の父親に引き裂かれた。5年後、家族を助けるために彼のもとを訪ねると、愛人契約を持ちかけられ…。
大企業の御曹司ラファエロと、屋敷の庭師の娘グローリー。5年前、若き二人は身分の差など気にせず愛し合っていた。だが彼の父親に、息子と別れなければ家族を破滅させると脅され、何も知らないラファエロに裏切り者だと恨まれながらも、グローリーは泣く泣く一人屋敷を去るしかなかった。そして今、彼女はすがる思いでラファエロを訪ねた。弟が屋敷で騒ぎを起こし、窃盗の疑いまでかけられているのだ。弟を訴えないで——懇願するグローリーに、彼は冷淡に告げた。「なんとかしてやろう、きみが体を差し出すなら」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年02月01日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93425-3
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- 書籍番号
- HQB-425 (初版R-1818)
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。