ハーレクイン文庫

藁くじの花嫁
町きっての大牧場を営むマクレーン兄弟。仕事は順調だが、母亡き後の家は荒れ放題。そろそろ跡継ぎもと考えた二人は藁くじで負けたほうが妻をめとることにする。
弟とともに牧場を経営しているルークは、殺風景でむさ苦しい男所帯に、いいかげんうんざりしていた。母親が亡くなって3年、そろそろ女手が必要だ。手っ取り早いのは、兄弟のどちらかが花嫁を迎えること。だが問題があった。二人はまだまだ結婚する気などないのだ。そこで、箒から抜いた藁のくじで“花婿”を決めることにした。かくして、はずれくじを引きあてたのは兄のルークだった。ルークはしぶしぶ従順でしとやかな花嫁候補を探してまわり、まさにぴったりな女性エレナーに白羽の矢を立てるのだが……。【春を彩るフェア】
-
- 頁数
- 352頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2012年03月01日
-
- 著者
- ダラス・シュルツェ
-
- 訳者
- 上木さよ子
-
- 定価
- 776円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-93428-4
-
- 書籍番号
- HQB-428 (初版HS-32)
同じテーマから探す
幼少期は、バニーガールになるのと原子物理学者になるのとの相対的なメリットを熟慮して過ごした。前者はハイヒールを履いて生活しなければならないし、後者は基礎的な数学力以上のものが必要だと気づき、あらためてそれらに取って代わる職業を探してみると、自分が読書好きであることに思い至ったという。現在、夫とクロエという名の猫と一緒にカリフォルニアに暮らす。