ハーレクイン文庫

忘れない夏
「婚約者としてふるまってくれないか」初めて恋した相手に説得され、休暇を一緒に過ごすことになったジェンナ。あのときの恋はまだ終わってなどいないのに。
ジェンナの部屋を、親友のスージーが泣きながら訪ねてきた。兄サイモンが決めた相手と、無理やり結婚させられそうだという。束の間でも兄の目から逃れ、好きな男性と休暇を過ごしたい——そう訴える親友のため、ジェンナは口裏をあわせることにした。サイモンが電話してきたら、スージーはここにいると答える、と。ティーンエイジャーの夏、ジェンナはサイモンに夢中だったが、年上のガールフレンドを見せつけられて、憧れはたちまち冷めた。わたしたちをいつまでも子供扱いする鼻持ちならない男を、この機会にうまくだまして、ささやかな仕返しをしてやるわ!
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2009年09月01日
-
- 著者
- ペニー・ジョーダン
-
- 訳者
- 富田美智子
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-93250-1
-
- 書籍番号
- HQB-250 (初版R-652)
同じテーマから探す
イギリスの作家。ロマンス映画を見るよりも、ロマンス小説を読むのが好きだという。初めて童話を創作したのは八歳のときで、妹をヒロインに、アドベンチャーを書いた。十一歳でイギリスのハーレクイン社のロマンス小説のなかのヒーローと“恋に落ち”、それ以来のロマンス小説ファン。結婚後もしばらく大手銀行で働いていたが、現在は執筆に専念。イングランド北西部チェシャーの古い館で四匹の犬、二匹の猫と一緒に暮らしている。小説家になっていちばん嬉しいことは、彼女と同様に愛の大切さを信じる読者たちと交流できることで、大好きなチョコレート以外には、キスとパートナーとの親密な愛情の仕草が最高の食事だと語る根っからのロマンティスト。ジェーン・オースティン、シェークスピア、ディケンズが大好きで、今最も行ってみたい場所はプラハだという。