ハーレクイン文庫

復讐は炎のごとく
傲慢な夫ビートとの連絡を一切絶ち別居していたキャサリンは、息子のため再び家族で暮らすことを決める。だが昼は口論、夜は熱い誘惑に翻弄されて……。
受話器から冷たく傲慢そうな夫の声が聞こえてきたとたん、キャサリンは後悔した。なぜ電話してしまったのかしら? 夫のビートと別居して3年になるが、二人のあいだに、いまだ愛憎の炎が熱く燃えさかっている事実に彼女は愕然とした。富と容貌に恵まれたビートの周囲には常に女性の影がつきまとい、キャサリンはさんざん苦しめられた。でも、彼は息子の父親だ。息子のことで相談できるのはビートしかいないのだ。結局二人の話し合いは決裂し、キャサリンは失望するが、翌朝、彼女の家の前に興奮冷めやらぬ様子のビートが現れて……。【今月の究極:読者の声フェア】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年05月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93442-0
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- 書籍番号
- HQB-442 (初版R-1700)
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も30作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。