ハーレクイン文庫

いとしい悪魔
スペインを訪れたデスティーンは、この世でもっとも憎むべき男と瓜二つのアルテスと出会う。彼の顔と傲慢さを憎悪しつつも、その存在が気にかかり……。
優秀なイギリス人看護師のデスティーンは、脚の不自由な女性の付き添いをするため、スペインへ渡った。滞在先で出迎えたのは館の主、アルテスという男だ。彼を見るなり、デスティーンの脳裏につらい過去がよみがえった。2年前、彼女は新婚旅行中に自動車事故で夫を亡くしている。目の前のアルテスは、まさにその加害者と瓜ふたつだったのだ! 感情を抑え、献身的な看護に尽くすデスティーンと、ある秘密を抱えたアルテスはしだいに強く惹かれ合う。そんな時、彼が婚約するという噂がデスティーンの耳に入り……。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年07月01日
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- 著者
- ヴァイオレット・ウィンズピア
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- 訳者
- 谷みき
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93456-7
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- 書籍番号
- HQB-456 (初版R-110)
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。