ハーレクイン文庫

なにも言わないで
弟の遺言により、かつての弟の恋人エリンと暮らすことになった牧場主タイスン。モデルだった彼女はタイスンのせいで大事故に遭い、今も癒えない傷を抱えていた。
タイスンは事故死した弟の遺言を聞かされて、耳を疑った。驚いたことに、全遺産をあのエリンに譲るというのだ。エリンはモデルだった。弟が初めて屋敷に連れてきたとき、その妖精のような容姿に、タイスンはひと目で心を奪われた。だが不器用なタイスンはエリンに冷たくあたることしかできず、あげくに弟が不在の夜、強引な形でベッドをともにすると、弟への後ろめたさから、彼女を追い出してしまったのだ。自己嫌悪に苦しみながら、タイスンは考えた。彼女は戻ってくるだろうか──復讐さながらの遺言を受け入れて。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年08月01日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 清水民恵
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93459-8
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- 書籍番号
- HQB-459 (初版D-244)
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ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を送ったことが、現在の精力的な執筆活動につながっているという。米ジョージア州在住。大の親日家である。