ハーレクイン文庫

伯爵家の事情
妹をたぶらかしたロス侯爵を訪ねたケイト。だが、脅すだけのはずの銃が暴発し、侯爵の肩にあたってしまう。やむを得ず家に連れ帰るが、人違いだとわかり……。
妹を妊娠させた許しがたきロス侯爵をこらしめるため、ケイトは少年に扮し、彼の屋敷へと忍び込んだ。だが、ただ責任を取らせたくて銃で脅すつもりが、あろうことかその銃が暴発し、侯爵に当たってしまう。動転したケイトは、意識を失った侯爵を馬車に乗せ、自分の領地ハーゲイトまで連れ帰ると、必死に看病した。やがて侯爵は意識を取り戻すも、むしろ問題はそのあと起こった。妹をたぶらかした相手がロス侯爵ではなかったと判明したうえ、彼がケイトに、不埒な誘惑を仕掛けてきたのだから……。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年09月01日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 776円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93464-2
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- 書籍番号
- HQB-464 (初版HS-132)
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。壮絶な戦いのシーンもある中世の物語と、社交界が華やかなイギリス摂政時代の物語を描き分ける。「どの作品も個性の際立ったものに仕上がるよう心がけている」と語る。米国オハイオ州在住。