ハーレクイン文庫

シークの祈り
アラブの王子ハッサンと結婚するも、子に恵まれなかったイギリス人のリオーナ。離婚を決意して祖国に戻るが、ある夜、突然現れた夫に船で連れ去られ……。
アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか! 彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ——誰よりも先に、妻を誘拐するために。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年10月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93471-0
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- 書籍番号
- HQB-471 (初版R-1900)
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も30作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。