ハーレクイン文庫

黄金の鳥籠
中世の香り漂う村で古い館のガイドをするエミリー。平和な日常を破ったのは異国から訪れたルカスとの出会いだった。二人は電撃的に結ばれるが……。
18歳のエミリーがガイドを務めるイギリスの領主館に、ある日、ブラジル人の裕福な鉱山主ルカスが訪れた。二人は一瞬にして激しい恋に落ち結ばれるが、父が危篤との報を受けたルカスは、単身故郷へ帰ってしまう。待てど暮らせど彼からの連絡はなく、エミリーはある事情から、別の相手との便宜結婚を選択せざるをえなくなった。なぜルカスは“かならず戻ってくる”という約束を破ったの? 1年半後、夫を病気で失ったエミリーの前に突然ルカスが現れた。彼の口から語られる戻らなかった事情は驚くべきもので……。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年01月01日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93493-2
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- 書籍番号
- HQB-493 (初版I-224)
ウェールズ生まれ。早くから熱心な読書家で、その情熱はやがて書くことへと向いた。エンジニアと結婚し、9年間ブラジルに暮らす。その後、息子と娘の教育のためにイギリスに戻り、夫に勧められて小説を書きはじめる。処女作でデビューを果たし、その後はとんとん拍子に作品が出版されて人気を博し、現在に至っている。