ハーレクイン文庫

罠に落ちた二人
周囲の企みにより若き愛を引き裂かれ一人で息子を育ててきたメラニー。かつての恋人である銀行頭取ラフィクと7年ぶりに再会することとなるが……。
ラーマン国際銀行の最上階へ案内されながら、待ち受けるラフィクとの再会を思い、メラニーは身を震わせた。8年前、ありもしない不貞を疑われたメラニーは、愛するラフィクに、無慈悲にもごみのように捨てられた。また彼に会うのは怖い……でも、今こそ真実を伝えなければ。決意をかためてメラニーが頭取室のドアを開けると、相変わらず傲慢さと権力を漂わせたラフィクが座っていた。そして彼は、あの日と同じ台詞を言い放った。「出ていけ」あなたには息子がいるのだと、メラニーが告げる前に。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年02月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93499-4
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- 書籍番号
- HQB-499 (初版R-1918)
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。