ハーレクイン文庫

伯爵家の秘密
名家の令嬢キャロラインは、父親が賭博に手を出し、全財産を失いかけていた。そこへ7年前に彼女を捨てたルイスが現れ、屈辱的な取り引きを持ちかける。
7年ぶりに訪れたスペインの瀟洒なリゾート地で、名家の令嬢キャロラインは目の前の悪夢に震えていた。ギャンブルをやめたはずの父親が賭博に手を出し、先祖伝来の土地と屋敷を失おうとしているのだ。するとそこへ忘れもしない男が悠然と姿を現した。かつて、結婚を約束しながら彼女の心を踏みにじったルイス──彼はキャロラインの父親に莫大な賭け金の大勝負を申し出る。頼むからやめてほしいと懇願する彼女に、ルイスは冷淡に告げた。今夜ベッドをともにすれば、賭はやめにする、と。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年03月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 有沢瞳子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93644-8
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- 書籍番号
- HQB-644 (初版R-1717)
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。