ハーレクイン文庫

ハッサンの娘
母親の再婚によりアラブ石油王の娘となったダニエル。継父のハッサンのために砂漠の地に向かった彼女は、美しくも尊大な砂漠の男ジョルダンに翻弄される。
母親の再婚によってアラブ石油王の娘となったダニエルは、義父のハッサンから実の娘のようにかわいがられて育った。義父の一族はハッサンとダニエルの母の結婚を認めておらず、将来、巨万の富を継ぐ娘の身を案じた義父は、自分の甥ジョルダンを結婚相手に決めた、と彼女に告げる。親の決めた見ず知らずの男性と結婚なんてできないわ!ダニエルは猛反発し、縁談はどうにか断れたものの、ハッサンに頼み込まれて代わりに一族を訪れることになった。誇り高い砂漠の男ジョルダンが怒りをたぎらせていると知らずに。
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年07月01日
-
- 著者
- ペニー・ジョーダン
-
- 訳者
- 小池桂
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-93668-4
-
- 書籍番号
- HQB-668 (初版R-336)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。