ハーレクイン文庫

ポプラ屋敷
孤児シーナに、友人が、住みこみ家政婦の仕事を紹介してくれた。すてきなお屋敷で一目で気に入るが、その家の主人も魅力的すぎてシーナは戸惑いを隠せない。
天涯孤独のシーナに、友人の一人が家政婦の仕事を紹介してくれた。旅行がちの雇い主の留守の間に引っ越してきたシーナは、モダンですばらしく趣味のよい美しい屋敷をたちまち気に入り、どうしても住みたくてたまらなくなる。ところが、あてがわれた部屋の風呂が故障していた。いいわ、それなら主寝室を使わせてもらおうと、シャワーを浴びていたら、突然、音がした。息をつめて振り返ると、男性が、品定めするようにシーナの全身に視線を走らせていた。「じつにきれいだが、すれっからしだな。いますぐ出ていきなさい」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年06月01日
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- 著者
- パトリシア・レイク
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- 訳者
- 三木たか子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93736-0
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- 書籍番号
- HQB-736 (初版I-184)
ハーレクインの黎明期を支えた作家。港町リバプールで生まれた。イギリスの古典文学を愛し、早くからエッセイなどを執筆。美術学校を出て訪れたヨークシャーの田園風景に魅せられて定住。作家活動に入った。