ハーレクイン・シリーズ

      
      嵐の前触れ      
    
    
    
          親友の結婚式で花婿に恋したこと——思えばそれが嵐の前触れだった。親友のクレアが亡くなってから一年目のある夜、思いがけない人物がジョーのもとを訪れた。クレアの夫、ルーファスだ。ジョーはルーファスのことをひそかに思い続けていた。結婚式の直前に紹介され、その瞬間、花婿に恋してしまったのだ。もちろんすべては遅すぎた。ところが結婚後、クレアは事故で亡くなった。ジョーは淡い期待を抱いたが、ルーファスとの間には何も起こらなかった。それなのに、急にどうして? 思い出を語り合いたかった、と彼は言った。そして二人は悲しみを癒し合ううち、いつしか抱き合い、やがて……。あれは過ちだったのだと、ジョーは思いこもうとした。だが、そうはいかなかった。そのただ一度の過ちで妊娠してしまったのだ。妊娠を告げた彼女に、ルーファスはためらわずに言った。結婚しよう、と。まだクレアを愛しているのに、子供ができたから結婚するというの?でも、ルーファスとずっと一緒にいられるなら……。
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    - 頁数
- 160頁 / 新書判
 
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    - 発行日
- 1998年09月05日
 
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      - 著者
- キャサリン・ジョージ
 
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      - 訳者
- 吉田洋子
 
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    - 定価
- 671円(税込)
 
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    - ISBN
- 4-8335-4176-9
 
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    - 書籍番号
- I-1176
 


