タクシードライバー、電話営業、教師を経験したのちに執筆を始める。五大陸を旅行して象と川を泳いだり、サンゴ礁の迷路をスキューバダイビングしたり、滝のクライミングをしたりしたが、何よりも好きなのは摂政時代の英国を旅することだという。現在はカナダのオンタリオ州在住。本作から始まる〈家庭教師クラブ〉シリーズがデビュー作となった。

『秘密の伯爵とマイ・レディ』に続いて、本国で大注目されているヒストリカルシリーズ〈家庭教師クラブ〉の第2弾。今回のヒーローは、前作とうってかわって無骨な男爵。ヒロインが家庭教師をつとめる子爵家では当主を事故で亡くしたばかりで、ヒーローは子爵の親友でした。彼は遺された子供たちの後見人として屋敷に留まるうちに、ヒロインと打ち解けていきます。ふだんは無口なヒーローが、ヒロインと話していて焦るとスコットランド訛りがきつくなるという設定がミソ。ヒーローは親友の死に疑問を抱き、解明しようとしますが、ヒロインや子供たちにも危機が迫り……。とにかくヒーローがひたすらかっこいい!そして、頭がよいけど出しゃばりすぎず、素直で笑い上戸のヒロインがひたすらかわいい!ベストカップル賞をあげたい二人のロマンスに注目です!