1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある。

この物語はこれまでMIRA文庫が刊行してきた、しっとりとしたローウェル作品とは一線を画します。“本格派”が好きな方に是非とも読んでいただきたい。欲望が渦巻く世界のダイヤモンド界に身を投じたヒロインが、賢く、たくましく、頼れる究極のヒーローとともに命がけの冒険に出ます。計り知れない価値の埋まるダイヤモンド鉱をめぐり繰り広げられる、知力・財力・権力の攻防が巧みに描かれた本作は、世界中のファンに愛される吉田秋生さんの名作『BANANAFISH』を彷彿させるものがあります。絶対的な作品力に加え、名翻訳家、新井ひろみ氏による躍動感あふれる訳文が、最高のエンターテインメントを提供してくれることを保証します!そしてなにより、惚れ惚れするようなヒーローにご注目あれ!!