USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連である人気作家。ユーモアがありながら情感に満ちた作品をこれまで100冊以上執筆しているが、それでも物語のアイデアが尽きることはないと言う。アメリカ北西部在住。

ベストセラーリストの常連で、世界中の女性たちのハートをわしづかみにしているS・マレリー。彼女が渾身をこめて贈る、純愛長編です。初恋が実らないことは往々にしてあるわけで、本書のヒロインの初恋もまた、哀しく散ってしまいました。……が、このヒロインの初恋、そんじょそこらの初恋とはひと味違います。彼を振り向かせるために、思いつく限りのことはすべて実行に移し、その直球勝負で勇敢な姿は町の新聞に“ストーカー少女”(!)として取り上げられてしまったほど。かくして14年後、そんな“伝説”になってしまった彼女の初恋が、歳月を経てふたたび動き始めます。長編と感じさせないほどに、面白くてあっという間に読み終えてしまうこと請け合い。とにかくヒロインがかわいい!これぞロマンス小説と、太鼓判を押しておすすめしたい1作です。