イギリス生まれ。30代になって初めて本格的に小説を書き始め、人々の内面の葛藤や人間模様を描いて世界中の女性たちの共感を得る。ミルズ&ブーン社では187冊の作品を発表し、総発行部数は全世界で1億部を超える、ロマンス界の第一人者。2011年12月、がんのため65歳の若さで惜しまれつつ生涯を閉じる。

超ベストセラー作家ペニー・ジョーダンの大作下巻。上巻では、どん底に突き落とされた主人公やそのほか悩める女性たちの生々しい心理描写に、思わず一緒に沈んでしまった方もいらっしゃるのでは……?上巻が陰なら、この下巻は陽。暗闇の中でもがく彼女たちに、光がさしはじめます。本作原書の賛辞には、こんな一文が——“どんな女性も、ペニー・ジョーダンが描く人物の中に、自分の姿を見いだす”。本作にはフィリパの他にも世代の違う3人の女性が登場しますが、女性ならきっといつかはぶつかるであろう問題、悩みを抱える彼女たちの姿は、まさに等身大。果たしてフィリパたちが最後に出す、自分なりの答えとは?すべての女性に読んでほしい、ペニー・ジョーダン渾身のメッセ-ジがたっぷり詰まった下巻です。