ハーレクイン・シリーズ
屈辱のプリンセス
人生で最悪の日に、私は選んだ。舞踏会でシンデレラになることを……。
その夜、リリーは会社のトップの執務室で途方に暮れていた。ほかの社員は全員、会社主催の舞踏会を楽しんでいるはずなのに、彼女はひとり、各部署の書類の回収と整理に追われている。慣れない仕事で同僚の倍も時間がかかるのを、誰かに知られたら大変だ。なのに今、この部屋に男性が近づいてくる。落ち込んだ姿など見られたくなかったが、リリーは結局つかまった。会社の最高経営責任者、アレッサンドロに。執務室にいる理由を問いつめられ、彼女はとっさにくびを覚悟したが、ボスの考えた罰はさらにとんでもないものだった。彼と舞踏会に行くですって? プリンスと呼ばれるこの人と!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年12月20日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 加納三由季
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12806-5
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- 書籍番号
- R-2806
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書店を経営する両親のもとたくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。